優勝チーム以外からのMVPは、05年の杉内俊哉投手(ソフトバンク)以来3年ぶり10度目だそうだ。
また5位チームからの選出は1982年の落合博満内野手(ロッテ)、88年の門田博光外野手(南海)と並び、リーグ史上最も低い順位となる。
岩隈はボクが知っている限り、投手部門3冠、沢村賞、最優秀バッテリー賞など今季は8冠になった。表彰選手はプロ野球担当記者による投票で決まり、岩隈は1位票を73、2位票を44、3位票を24と幅広く点を集め、リーグ優勝の西武の中島裕之、中村剛也両内野手を抑えた。
本来ならば優勝チームから選出されるのが不文律になっている感がありMVPであるが、岩隈の21勝、防御率1点台のずば抜けた成績の前では、西武の中島、中村共々及ばなかったというところか...。
誤解を与えるかもしれないが、岩隈がMVPまで受賞するとは思わなかった
昨オフ手術をしたこともあって、今季はずっと中6日で通してきた。球数も負担にならないように100球前後を目処にマウンドを降りることもあった。
岩隈の体調を考慮したローテーションを最後まで守った。このことについて一部非難をする者もいた。「やれ、完投数が少ない」「100球で終わる...。」などと...。
しかし岩隈にはMVPを受賞するに相応しい記録がある。先発した時のQS(6回までの投球で3点以下に抑えること)はほとんどの試合で見られ、100球制限と言われようが、平均投球イニングは7.2なのである。
ちなみに優勝した西武のエース涌井は、6.92、岸は6.47である。また参考までにダルビッシュは8.28であるが、これはダルビッシュに頼るチーム事情に依るところが大きい。
岩隈だって投げようと思えば、もっと投げられたかもしれないが、首脳陣は岩隈の肩や腰への負担を考慮して、敢えて降ろさせた場面もあった筈だ
7回以上投げれば、後続のピッチャー陣にも負担は掛けていないだろう。何の文句も無い
貴公子みたいなルックスの岩隈であるが、その野球人生は順風満帆だったわけではない。楽天イーグルスに移籍してからは、ルール改定で、2段モーションを禁止され、結果的に投球フォームを修正する中で故障を多発した。
今までの苦労が報われても良いだろう。
今はバラ色のオフを過ごしているだろうが、艱難辛苦を味わった岩隈なら奢ることはないだろう。来季こそ、優勝に貢献する投球を見せて、文句の無いタイトルを獲って欲しい。
追 記
MVPの発表に伴ってベストナインの表彰もあった。楽天イーグルスからは投手の岩隈、外野手部門としてリックが選ばれた。
おめでとう
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